Official TEST Report
2025／6／5～7 FUJI Speedway 2nd Official test
2025シーズンも3大会5戦を終え、シーズ折り返しとなる夏の富士スピードウェイ戦を前に開催された第2回公式テスト富士スピードウェイ。
第1回公式テスト鈴鹿の2日目が降雪のためキャンセルとなったため、今回富士では各セッション30分間延長され、2日間合計10時間の走行となる。
テスト初日、気温26度、路温45度と絶好のテスト日和だが、乾いた冷たい風が強く吹くコンディション。開幕3大会に比較してダウンフォースを減らすセットアップになる富士スピードウェイ。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2台は、ここまでの好調をシーズン後半戦に繋げるべく精力的にテストメニューを消化し、午前のセッションでは太田選手が、午後のセッションでは牧野選手が、それぞれトップタイムを記録し1日目を終えた。
2日目も積極的に走り込みを行う。新たなセットアップや空力関連のテストメニュー、予選アタックやスタート練習、ピットストップ練習などを消化。とくにロングランテストを重点的に行った両選手は常にトップクラスのタイムを記録した。
最終セッション終盤の予選アタックシミュレーションでは、牧野選手は第2セクターでタイムを伸ばせず3番手タイムを記録。太田選手は1コーナーブレーキングでミスしニュータイヤでのアタックが不発に終わったものの4番手となり、トータル10時間の長丁場で順調にテスト項目を消化し、シーズン中盤に向けて手ごたえのある実り多きテストとなった。
＃5 牧野任祐 総合1番手（S1 3番手／S2 1番手／S3 5番手／S4 3番手）
「2日間トラブルなくさまざまなことを試すことができた非常に前向きなテストになりました」
「初日午前中は太田選手が、午後は私が首位を記録し、2日目のロングランでも速さを見せることができました。足回りや空力関係の確認とダメ出しもでき、良いところ、悪いところ多くの確認ができました。多岐にわたって多くのテストを行ったので、チームとともにデータ整理して第4大会富士スピードウェイに向けて準備します」
＃6 太田格之進 総合10番手（S1 1番手／S2 10番手／S3 7番手／S4 4番手）
「2日間安定した天候のなか、試したいことはほぼすべて確認できた充実した2日間のテストとなりました。ベースセットアップは高いパフォーマンスを維持できていますし、予選モードもレースモードも、昨年の富士戦に比べてポジティブな感触を得ることができました」
「牧野選手とともに多くのデータを得ることができましたので、中盤から後半戦に向けてさらに強いチーム力を見せられると思います」
